世界最強 2012 12 31

 三菱重工が生産している「10式戦車」は、
カタログ上では、世界最強の戦車です。
 アメリカからは、実戦経験がないから、
「世界最強の戦車とは言えない」と文句が来るでしょう。
 そうであるならば、アメリカ陸軍か海兵隊が、
「10式戦車」を採用して使ってみては、どうでしょうか。
どちらかというと、10式戦車は海兵隊に向いているかもしれません。
 さて、陸続きの欧州と違って、海で囲まれた日本が、
「なぜ世界最強の戦車を開発するのか」という素朴な疑問がありますが、
それは輸出をすれば、巨額の開発費も回収できる上に、
そういう疑問も解消されるでしょう。
 ただし、懸念があります。
日本の携帯電話が、高性能だが、
ガラパゴス島のように独自の進化を遂げたように、
日本の戦車も、そういう可能性があります。
 もちろん、諸外国の意見を取り入れて改良を続ければ、
文字通り世界最強の戦車になっていくでしょう。

10式MBT 2012 2 4
 時事通信社のニュースサイトでは、
陸上自衛隊の最新鋭戦車「10式」の記事がありました。
「10式戦車 2011年度から部隊配備」
「1996年から開発が進められていた
陸上自衛隊の新型主力戦車『10式』が完成し、
2011年度から部隊配備が始まった」とあります。
 この戦車の特徴は、重量が44トンということにあります。
現在の主力戦車「90式」は、約50トンもありますので、
「10式」は、1割以上の軽量化に成功しました。
 この重量ならば、
戦車トランスポーター「73式特大型セミトレーラ」で
運搬することができます。
また、重量的には、国道も高速道路も傷めないので、
「10式」を国内において機動的に運用できるでしょう。
(「90式」は、あまりにも重すぎて、
事実上の「北海道限定」になっていました)
 さらに、「10式」は、車体サイズも小さくなり、
移動も容易になった分、緊急時の展開能力も高くなりました。
 こうした小型化・軽量化によって、
市街地でも高い機動力が発揮できるようになりました。
 また、この新型戦車には、「C4I」システムを搭載しました。
これは、「自車のセンサー類で観測したデータと
他の車両や部隊から送られてくるデータを統合・共有し、
敵の状況を的確に判断できるシステム」です。
 自衛隊では、この「10式戦車」を、
第4世代戦車と位置づけています。
(世界の主流は、3.5世代戦車となっています)










































































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